「アマテルカミ」のご誕生のこと:「マトカノタマコ(丸い玉子)」と「イチヰサク(一位の笏)」

  • 2020.09.14 Monday
  • 18:25

 

 今回のお話は、前回の「位山登頂記」に引き続き、位山の一位の笏について、『ホツマツタヱ』の記述から考えてみたいと思います。4アヤは、長孕みについても、アマテルカミがお母さんのお腹の中に96ヶ月(8年間)居られた事になっていますし、赤ちゃんでお生まれになった時にも、玉子の形で誕生されたように書かれています。ここの解釈が難しいのですよね!でも、これは宇宙人ということではなくて、デフォルメされた記述になっているだけのように思います。

 

 『ホツマツタヱ』を編纂する時代においても、その前の口伝えの時代においても、かなり古い「カミ代」の話になりますので、伝わるうちに神格化され、デフォルメされて講談のような物語になってしまっている部分もあるのではないでしょうか。ですから、話を興味深くしようとする余りに、強調されすぎた部分もあることを考慮に入れて、伝えようとする意味を汲み取りたいと思います。

 

(聖徳太子もたぶん、位山の一位の笏を持っておられます)

 

 以下に、アマテルカミがお産まれになった場面を抜き出して、対訳をつけてみました。

 

ホ4-25(543)

トシキシヱ   =年は、「キシヱ」

ハツヒホノホノ =1月元旦の日がほのぼのと

イツルトキ   =出る時に、

トモニアレマス =日の出と共にあらわれます

ミカタチノ   =(御子の)御形は、

マトカノタマコ =丸い卵のようでした。

イフカシヤ   =これは不思議なことです。

ウヲヤヲキナノ =「ウヲヤヲキナ」(後見人)の

ヤマスミガ   =ヤマスミが、

コトホキウタフ =呪言(ことほぎ)唄を歌います。

 

ムヘナルヤ   =「まことに良い事です。

ユキノヨロシモ =「ユキノヨロシ」も、

ミヨツキモ   =世継ぎのことも

ヨヨノサイワイ =世々にわたる幸いが、

ヒラケリト   =開けました」と、

オホヨスガラニ =世に響き渡るように、

コトフクモ   =祝いの唄を歌うこと、

ミタヒニオヨフ =三度に及びました。

 

ユキヨロシ   =「ユキヨロシ」について

ヒトノトワシノ =人が尋ねると、

コタヱニモ   =その答えにも、

トヨケノカミノ =「トヨケノカミ」の

ヲシヱアリ   =教えがあって、

サワルイソラノ =イソラによる障害の、

ミソギニテ   =禊ぎをするのです。

ヱナノカコミハ =胞衣の囲みは、

オノコロノ   =自然に固まりゆく

タマコトナラハ =「タマコ」のようになるならば、

ユキヨロシ   =「ユキヨロシ」(=子種に障害はない)と言うことです。

 

(訳1)

 年は、「キシヱ」元旦の日がほのぼのと昇る時に、日の出と共にあらわれます(御子の)御形は、丸い卵のようでした。これは不思議なことです。「ウヲヤヲキナ」(後見役)のヤマスミが、呪言(ことほぎ)唄を歌います。

 「まことに良い事です。「ユキノヨロシ」も、世継ぎのことも世々にわたる幸いが、開けました」と、世に響き渡るように、祝いの唄を歌うこと、三度に及びました。

 「ユキヨロシ」について人が尋ねると、その答えにも、「トヨケノカミ」の教えがあって、イソラによる障害の禊ぎをするのです。胞衣の囲みは、自然に固まりゆく「タマコ」のようになるならば、「ユキヨロシ」(=子種に障害はない)と言うことです。

 

(考察1)

 先ずは、アマテルカミがお生まれになった時の状態ですが、この記述から「マトカのタマコ」という表現がされています。本来は「丸い卵」と直訳するのではなくて、ヲシテで考えないといけませんので、マトカ」の「タマコであるわけです。しかし、「丸い玉の子」としてお生まれになったと書かれているのは確かで、何かの象徴であるわけです。考えられるのは、アマテルカミは日の御霊が分け降されて来ていますので、太陽に似て、赤くて丸い赤ちゃんと言うことは一つあるように思います。

 また、「タマコ(卵)」の様に丸いのは、妬みや恨みがイソラとなって子タネを噛むという障害がありますので、その守りの意味があるとトヨケカミの説明もありました。アマテルカミは、タマコとなってお生まれになったので、「ユキヨロシ」(障害がない)という証でもあるのですね。となると、次は「タマコ」(卵)から出さないといけませんので、次の記述になります。

 

(マトカの玉子の想像図:日の丸に似てますね!)

 

タマノイワトオ =タマの「イワト」を

ヒラケトテ   =開けと、

イチヰノハナノ =(丸くて赤い花の咲く)一位の木の

サクモチテ   =笏を持って、

イマコソヒラク =今こそ開きました。

アマノトヤ   =天の「イワト」開きです!

イツルワカヒノ =元旦の若日も出て

カカヤキテ   =輝き(赤子も「タマコ」から出ました。)

 

シラヤマヒメハ =(イサナギさんの妹の)シラヤマヒメは、

ウフユナス   =産湯を使わせなさいました。

アカヒコクワニ =産着は、アカヒコが、桑で蚕を育て

ヒクイトオ   =繭から糸を取り、

ナツメガヲリテ =(その糸を使い)ナツメが織って、

ウフキヌノ   =産着の布の

ミハタテマツル =機を奉りました。

 

タラチメノ   =産みの母(イサナミさん)は、

ツカレニチシル =(長孕みに)疲れ果てて、母乳が

ホソケレハ   =余り出ませんでしたので、

ホイヰノカミノ =ホイヰのカミの娘の

ミチツヒメ   =ミチツヒメが、

チチタテマツリ =母乳を奉り、

ヒタスレト   =養育しましたが、

ヒトミオトチテ =赤子はまだ、瞳を閉じて

ツキヒナヤ   =幾月幾日待っても開きません。

 

(訳2)

 タマの「イワト」を開けと、(丸くて赤い花の咲く)一位の木の笏を持って、今こそ開きました。天の「イワト」開きです!元旦の若日も出て輝き(赤子も「タマコ」から出ました。)

 (イサナギさんの妹の)シラヤマヒメは、産湯を使わせなさいました。産着は、アカヒコが、桑で蚕を育て繭から糸を取り、(その糸を使い)ナツメが織って、産着の布の機を奉りました。

 産みの母(イサナミさん)は、(長孕みに)疲れ果てて、母乳が余り出ませんでしたので、ホイヰのカミの娘のミチツヒメが、母乳を奉り、養育しましたが、赤子はまだ、瞳を閉じて幾月幾日待っても開きません。

 

(考察2)

 元旦の日の出と共に産まれた玉の子の赤ちゃんでしたが、もう一手間かけないと「タマコ」から出ないのでした。それを出す際には、「イチヰサク」(一位の木の笏)が使われました。どの様に使ったか?ということになるのですが、やはり単純に真っ二つに切る。このイメージは、どこかで聞いた様な話です。そう、桃太郎ではないでしょうか。桃太郎の話では、お婆さんが桃を包丁で半分に切ったら、赤ちゃんが出てきたと言うことになっていました。子供の頃にみなさん聞いた話だと思いますが、一番心配だったのは、桃を半分に切る際に中の赤ちゃんも半分に切れてしまわないだろうか?!(汗)と言うことだったと思います。(笑)

 

(桃太郎:包丁で半分に切られなくて良かったね♪)

 

 ところが、アマテルカミの場合は、木のヘラを包丁の代わりに使って切ってくださいましたので、安全です。

それが「イチヰサク」(一位の笏)だったのだと思います。では、どうして一位の木でなければならなかったのか?どんな木のヘラでも良かったのではないか?と、私も思っていました。そこで、ヲシテの文章をよくよく見てみると、変な表現になっているのに気がつきました。

 

 「イチヰノハナノ サクモチテ」になっているのです。「一位の(木)の笏持ちて」ではなくて、「一位の(花)の笏持ちて」なのです。つまり、一位の花に理由があるのだと言うことですね。と言うことで、一位の花を調べてみました。するとどうでしょう!ナント、赤いまあるい玉子の様な花なのです。初秋頃に咲くそうです。しかし、これはよく調べてみますと、花の様に見えますけれど、実なのですね。本当の花は地味で見つけにくいので、実が花ということになっていると思います。

 

(一位の木:赤い花の様に見えるのは実です)

 

(一位の実:赤くて丸い「玉子」が割けて、目がぱっちり開いた様に見えませんか?)

 

 それで、この赤い一位の実なのですけれど、ちょうど太陽の子供の様に見えませんか。中に種が入っていて、種は毒だということですけど、赤い部分はジャムなどにして食べれれるそうですよ。東北の方では「オンコ」とも呼ばれて、「御子」ですから、アマテルカミのイメージもありますね!赤い丸い花の咲く、イチヰの「サク」を持って、アマテルカミの赤い「タマコ」を割いた(咲いた)という事ではないでしょうか。

 

(北海道・東北では「オンコ」と呼ばれ、ジャムになります)

 

 さて、それでは、実際は「サク」とは何に用いられたのか?と言うことですが、ここからは現実的な話になります。何かのモチーフがあって、それがデフォルメされた話になっているのでしょうから、そのことを考えてみますと、ともかくも、アマテルカミは難産だったと言うことは間違いがないと思います。それで、今だったら母体から外に出す時に、金属製の鉗子(かんし)を使います。しかし、縄文時代ですから当然、鉗子はなかったでしょう。しかし、同様の役割を果たす道具はあったわけで、やっぱりそう考えた時に、木のヘラを使ったことが想像できます。その木ヘラが、位山の一位の木で作った「サク」ではなかったのか?と、私は想像してみました。さてさて、アマテルカミは、「タマコ」から出てこられたのは良いのですが、中々目が開きません。

 

(鉗子(かんし):中々出てこない、赤ちゃんを取り出す時に使います)

 

(ネーゲル:鉗子はドイツ語でネーゲル(爪という意味))

 

ヤヤハツアキノ =やっと、秋の8月

モチノヒニ   =15日に、

ヒラクヒトミノ =目を開けました。

シホノメハ   =シホの目は、

タミノテフチノ =民が手を打って

ヨロコヒニ   =大喜びをしました。

ツカレモキユル =疲れも消える

ミメクミヤ   =御恵みでした。

 

アメニタナヒク =(瑞祥も現れ)天にたな引く

シラクモノ   =白雲がかかり、

カカルヤミネノ =富士山の八つの峰に

フルアラレ   =霰が降りました。

ヒスミニコタマ =ヒスミ(ヒタカミ)にも霰が降りました。

コノミツオ   =この三つの瑞祥を、

ヌノモテツクル =布に描いて作りましたのは、

ヤトヨハタ   =「ヤトヨハタ」です。

ヤスミニタテテ =この旗を八方位に立てて、

キミトナル   =既に君になったように祝います。

 

クラヰノヤマノ =(これにより)位山の

イチヰサク   =一位の木の「サク」(笏)というのは、

ヨニナガラヱテ =世に長く伝わって、

サクモツハ   =幸いにも、この「サク」を持っている人は、

カミノホスヱソ =「カミ」の末裔という証になりました。

 

(訳3)

 やっと、秋の8月15日に、目を開けました。シホの目は、民が手を打って大喜びをしました。疲れも消える御恵みでした。

 (瑞祥も現れ)天にたな引く白雲がかかり、富士山の八つの峰に霰が降りました。ヒスミ(ヒタカミ)にも霰が降りました。この三つの瑞祥を、布に描いて作りましたのは、「ヤトヨハタ」です。この旗を八方位に立てて、既に君になったように祝います。

 (これにより)位山の一位の木の「サク」(笏)というのは、世に長く伝わって、幸いにも、この「サク」を持っている人は、「カミ」の末裔という証になりました。

 

(考察3)

 アマテルカミは、元旦にお生まれになりましたが、目を開けられたのは初秋の旧暦8月15日(2020年の場合は、10月1日)中秋の名月の頃になります。この表現も一位の木の赤い実が「サク」(咲く・割く・幸く)頃に似ていますね。瑞祥も現れ、

 

1、富士山の八峰に白雲がかかり

2、霰(あられ)が降りました。

3、「ヒスミ」にも霰が降りました。

 

 この3つの瑞祥(吉兆)がありましたので、瑞祥を布に描き、この旗を八方位に立てました。既に天皇陛下の即位の礼の様ですね。白雲がかかり霰が降る。これが何故、吉兆なのか?私にはまだよくわかりませんが、今でも、いつもは鈍い人が、特別に素晴らしいことをすると、「雪が降る」と冗談に言いますので、この逸話が起源なのかもしれないですね。

 

(富士山の八神峰:富士山には八つの峰がありました。)

 

 いよいよ問題の、このときアマテルカミを「タマコ」からお出しした「イチヰサク」が、後にどの様に伝わっていったか?と言うことですが、「カミノホスヱ」の印として、用いられるようになりましたと言うことですね。この場合の「カミ」をどう解釈するか?ですが、広く「アマテルカミ」の関係者と解釈すれば良い様に思います。

 つまりは、アマテルカミの出産に用いたヘラ(=「サク」(笏))、これが「カミ」を降ろす依り代という意味で、手に持たれているということでしょうか。納得できる様な気がします。

 

(令和の大嘗祭でも使われた、岐阜県高山市「水無神社」の一位の木を用いた笏)

 

まとめ:

 今回は、いくつかある『ホツマツタヱ』の不思議な話のうちの一つ、「イチヰサク」について考えてみました。アマテルカミがお生まれになった時の表現は、余りにもありがたい恵みでしたので、誇張されて物語になってしまっているところもあるのだと思いますが、私は決して人間の枠を外れるものではなくて、それくらいの嬉しい慶事だったと捉えるのが良いのではなかと思っています。

 高島の旅のときもそうでしたが、現地へ行ってみると気がつくこともありますし、何よりも漢字文献での言い伝えではなく、『ホツマツタヱ』などの「ヲシテ」の原文で読みますと、ヲシテで書かれた当初の意味も伝わってきます。ヲシテの文字から読み起こすことが、これからは本当に大切になってくると思いました。水無神社の奥宮が、位山の「天の岩戸」になっているのも、アマテルカミの「タマコ」「イワト」開きをしたことを象徴しているようですね。

 最後に、今回の考察で、「イチヰサク」「カミ」の依り代とする理由も、自分なりに分かる様な気がして、良かったです。

 

 今日のお話は、以上です。また、ご意見やコメントなど是非、宜しくお願いいたします。

ではまた。\(^o^)/

 

 

飛騨『位山』(くらいやま)登山記:「一位笏」と「まとかのタマコ」

  • 2020.09.13 Sunday
  • 11:42

 

 春に飛騨の位山(くらいやま)登山に行ってきました。ここは、飛騨一ノ宮の「水無神社」(みなしじんじゃ)の御神体山になっていて、山頂には奥宮があるということです。3年ほど前にも一度登ろうとしたことがありましたが、その時は原付バイクで行きましたので、残念ながら荒れた林道を詰めることができなくて、下の登山口から登り、余りの大変さに途中で引き返してきました。

 

(遅い春の飛騨は、しだれ柳の並木も作ってあって、何でもない川の土手も美しかったです♪)

 

(位山の遠景:はげ山になったところがスキー場で、山頂は右後ろの山です)

 

 ところが、今年はオフロードバイクをゲットして、林道もなんのその!リベンジを果たしに行ってまいりました。前回の失敗もありますので、今回は慎重を期して、まずは麓の「水無神社」へ心を込めて参拝し、「これから登らせて頂きますので、どうかよろしくお願い致します」と挨拶してからの出発です。

 

(飛騨一宮「水無神社」:本当は水源を意味しているので、「水成し」だと思います)

 

 

 前回に手こずった林道は、ダナ平林道と言います。この道は車の場合は普通に上がっていますね。しかし、石ころが多くて意外にもバイクには厳しい道です。今度は本格的なオフロードバイクだから大丈夫だと思っていましたが、やっぱり転びそうで全身に力が入ります。手に汗握りながらもなんとか上の登り口駐車場まで到着!ここからは、1時間ほどで頂上まで登れますので、特に問題はありません。

 

(ダナ平林道の入り口:ここから上へ上がると、更に荒れた道が出てきます!)

 

(山の登り口の案内図:巨石群を見ながら登って行きます。一位の木の原生林もあります)

 

 さて、登り口の神社ですけれど、とても怪しげな神社が建っていました。人の顔をした龍が左右の獅子狛犬の代わりに控えています。そして、御社がまあるいステンレスのたまごになっているのです。何やら怪しい宗教のように思えましたが、後から考えれば、アマテルカミがお生まれになったばかりの「まとかのたまこ」を象徴しているのか?とにかく、よくわかりませんけれど、参拝を済ませて出発です。

 

(左の人面龍:天の常立大御神か?)

 

(右の人面龍:国常立大御神か?)

 

(ステンレスの球体のお宮さん:こちらは新興宗教の方の神社らしいです)

 

(御祭神はアマテルカミ、クニトコタチ、アメトコタチと『ホツマツタヱ』に見る名前です)

 

 この位山には、古来いろんな話があって、ここに最初の神様が降りたとか、この山そのものがピラミッドだとかいう事も言われています。3年前に登ろうとした時には、『ホツマツタヱ』も知りませんでしたので、UFO伝説にも、何か意味ありげな気もしていました。登山の途中に、謎の古代史について超詳しい女性に出逢って、不思議な宇宙人のカミの話を3時間くらい延々と話し込みました。(笑)

 

 しかし、今回登るに当たっては、そこまでは考えませんよ。私が一番疑問に思っていたのは、この位山の一位の木を使って、笏(しゃく)が作られていて、何でも、ここの一位の木の笏が一番上等らしいのですね。笏とは、あの聖徳太子が持っている靴べらみたいなものですが、その用途は本来は何に使われていたものか?そんな事も探りたいと思いながら、登って行きました。

 

(山の中腹辺りからみると、遠くに白い大きな山並みが見えます)

 

 山に登り始めると、位山は巨石群でも有名ですので、次々に大岩が出てきます。気がつくと目の前に、早くも探し求めていた一位の木がありました。ただ、他の木と比べてどんな特徴があるのか、見てもよくわかりません。写真を撮って道を先に進めます。名前のついた大岩を幾つも見ながら進んでいきますと、特別にロープで囲った大岩が出てきました。「天の岩戸」と書いてあります。

 

(いちいの木は有名なので、名札も付けてありました。何故「イチヰ」なのか?)

 

 私も今までに幾つもの神社を訪ねてきましたが、「天の岩戸」と名のつけられた岩はあちらこちらにありますね。そのために、単なる巨石群の一つだと思って見過ごしてしまいましたが、後から考えたら、ここが水無神社の奥宮だったのかもしれません。確かに小さい祠がありました。このことは最近、NHKの「グレートトラバース3」の再放送を見ていたら、田中陽希さんがこの小さい祠にお参りしてから、位山の山頂に立っていましたので気がつきました。(汗)

 

天の岩戸:ロープが張ってあって、小さい祠とお賽銭箱もありました。やはり、ここか!)

 

 頂上付近には、結構な人数が集まれそうな広場がありましたよ。みんなでハイキングに来てお弁当を食べるのにうってつけの場所です。山頂でお祭りをする事もあるのかも知れませんね。そして、そこからもう少し上がると本当の山頂でした。しかし、山頂は特に見晴らしが良いわけでもなくて、登山者にとっては、そこから川上岳(かおれだけ)へ行く道が「天空の遊歩道」になっていて人気が良いようです。まあ、そんなわけで3年越しの念願叶って、目出度く「位山」の頂上まで到達できましたというわけです。記念写真を自撮りした後は引き返します。最初に私が疑問に思っていたのは、何でこの山の「一位の木」を選んで笏が作られるのか?と、UFO伝説や古代飛騨文明のような怪しげな話が、何故多いのか?ということです。

 

(頂上付近の手前に、広場がありましたので、ここでみんなでお弁当食べるのに良いですね♪)

 

(位山山頂1529mに登頂成功です!)

 

 その答えは、実は『ホツマツタヱ』4アヤに書いてあるですけれど、表現が難しくてどう解釈して良いかが、この時にはよく解っていませんでした。それで、今になって思い出して、もう一度よく記述の内容を考え直して見ました。そうしましたら今度は、少し納得できたような気がしてきましたので、記事にしてみようと思いました。その問題の4アヤの「イチヰサク」についての解釈は、次回にさせて頂きたいと思います。やはり、現場に行って、またもう一度考えてみるということは大切ですね。

 

(帰ってくると、登り口に丸い玉が待っていてくれました。)

 

 ということで、今回は登山記だけでしたが、次回はアマテルカミが「まとかのたまこ」(=丸いたまご)でお生まれになって、「イチヰサク」(一位の笏)をどう使ったか、というお話について考えて行きますので、御楽しみに♪(^○^)

 

 ではまた。

 

 

「お父さん、日本のことを教えて!」

  • 2020.09.09 Wednesday
  • 23:05

 

 日本は世界で一番歴史の古い国であることは、このブログを見てくださっている方には、もちろん当然のこととしてお分かりになっていることと思います。そして、建国の経緯についても幾重にもお分かりになっているかたも多いことでしょう。しかし、このブロブを見てくださるような方は、世の中でも珍しい存在なのであって、一般の人で日本がいつ誰によって建国されたかを答えられる人は、稀なのだそうです。高校生にアンケートを取ったところ、たったの3%しか答えられなかったと言います。(もちろん、私も最初は分からなくて、教えて貰いました。)

 

 今日のタイトルですが、「お父さん、日本のことを教えて!」です。さて、こう言われて、教えられるお父さんはどれだけいるでしょうか?実は、この問いそのものがタイトルとなって出版された本が8月の末に出版されていて、既にベストセラーになっています。そして、この本の著者こそ、私に『ホツマツタヱ』の存在を教えてくださった赤塚高仁(あかつかこうじ)さんという方です。

 それで、この質問をしたのは、赤塚さんの娘さんのマホちゃんでした。マホちゃんは15歳の時に、アメリカへ留学をしました。カリフォルニアの小さな村だったそうです。本の冒頭には、こんな風に書いてあります。

 

 ホームステイ先は、アメリカ人の家庭で、日本人のいない村でしたので、知らない国から来た高校生に、みんな興味津々です。

 学校へ行けばクラスメイトが聞いて来ます。「ねえ、日本てどんな国?何があるの?

 あるとき、ホストファミリーのお母さんが聞いて来ました。「日本は、いつ誰が作った国なの?」

 彼女は答えを知りませんでした。「え?!いつだろう?作ったのは誰か?分からない。教えてもらってないし。」

 ホストファミリーのお母さんは驚き、諭すように言いました。「そうなの?教わってないのね!でも、知らないのは、日本に対するあなたの愛が無いからじゃない?自分の国を愛せないで、他の国を愛せる?あなたは何の為にアメリカに来たの?」

 (マホちゃん)「・・アメリカや世界のことが知りたかったから。」

 (お母さん)「でも、あなたが知らなきゃならないことは、アメリカや世界の事ではない。

 (マホ)「・・日本のことですか?」

 (お母さん)「そう、まずは自分の国のことを分かった方がいいわ。自分の国を知って愛せなければ、アメリカで信頼を得ることは難しい。いえ、どこの国へ行っても難しいよね。」

 時は2002年、まだインターネットも今ほど普及していない時代ですので、調べることもできず、マホちゃんは鬱々と一年を過ごしました。そして、日本へ帰るや否や、父親に涙ながらに訴えました。「ねえ、お父さん、日本のことを教えて、何も答えられなくて本当に悲しかった。」

 

 娘から、知らない国で悲しい思いをしたと打ち明けられて、父親である赤塚さんもショックだったと言います。更に自分も答えられないのですから、「自分の国の建国について知らない」(汗)と言うことが初めて分かり、これも二重に大きなショックだったそうです。(笑)

 

 このような事をきっかけに、自分の国の歴史を調べ始められた赤塚さんでしたが、分からない理由は学校で教えられていなかったからだと気付きました。そして、その理由は日本が戦争に負けたから。戦勝国のアメリカはGHQを送り込み、20人のアメリカ人によって9日間で「日本国憲法」を書き上げたと言います。その第20条第三項には、こう書かれています。

 

第3項 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

 

 これによって、神話である国の歴史を教えてはならないことになっているというのです。日本の場合は、建国の歴史があまりにも古い為に神話になっています。勿論、『ホツマツタヱ』をご存知の方にとっては、「神話」は架空の神様の宗教の話ではなくて、日本人自身のご先祖の歴史だということは、当然の理解になっていることではありますが、『古事記』と『日本書紀』に基づきますと漢字の「神」を当てはめて宗教になってしまうのです。国史が宗教とみなされて、教えられなくなっては日本が危ないのです。

 

 悲しい哉、どんなに天変地異が来ても日本は無くなりませんが、天皇がなくなれば日本が無くなります。日本が無くなれば、世界も滅びます。「歴史を失った民族は必ず滅びる」と歴史学者のトインビーも断言しています。

 

 日本から大切な国史が失われて久しく、全ての価値がお金に置き換えられようとしています。その上、マスコミによって恐怖ばかりが煽られている今こそ、一人ずつが「日本の大切さ」に気づいて、日本のことをもう一度、学ばないといけない時なのだと思います。そのようなことで、今日は赤塚さんの新刊についての対談の動画がありましたので、ご紹介させて頂きます。どうか、ご覧になって頂きたいとおもいます。

 

「お父さん、日本のことを教えて!」人生が変わる聖書漫談師 赤塚高仁先生

 

 赤塚さんは、現在は「大和心のキャンドルサービス」「聖書漫談師」としての活動を専門にしておられますので、ユーチューブでも動画の配信が数多く出ていますし、各地での講演も聴くことができます。また、「やまとごころ」に関しては現在のところ、『古事記』を土台にして話して下さっていますが、分からないところはカッコに括り、心のフィターを通して、エッセンスのみを抽出しておられますので、見事に本物の「やまとごころ」が伝わってくると私は感じています。

 

 『ホツマツタヱ』の話を用いれば、更に深い「やまとごころ」の理解に至れることは間違いありませんが、赤塚さんのお話は『古事記』を元にしても、これだけ感銘を受ける話になるのは驚くばかりです。

 

 2017年に、私は赤塚さんに「イスラエル」にも連れて行っていただきました。イスラエルではガリラヤ湖畔をまわり、イエスが伝道した場所に立ち、現地で聖書を読んでイエスのメッセージを聞かせて頂きましたが、やはり現地に立つと、涙が止まらないほどに感動しました。そして、帰ってから同じ赤塚さんに、『ホツマツタヱ』のメッセージを聞かせて頂きました。そうあれは、クシヒコさんの「ツリタイノアヤ」のメッセージでした。それをほんの短い話ではありましたが、聞かせて頂いた時があって、何故か更に感動したのです。きっと、クシヒコさんにイエスと同じ心を感じたのだと思います。

 

 『ホツマツタヱ』の話は残念ながら、その時限りでしたが、今こそ『ホツマツタヱ』を学ぶ時が来たと、あのとき私はそう感じて、次に繋がる道を探しました。その後は、タイミングよく池田先生の京都「ヲシテ講習会」に出会って、原書で読んで勉強を続けさせて頂いています。

 

 みなさまも、赤塚さんのお話を聞かれたら、先ずは日本に生まれた事の恵みに気づき、『ホツマツタヱ』の有り難さにも、更に深く気づけるのでは無いかと思って、本日は動画のご紹介させて頂きました。新刊の『お父さん、日本のことを教えて!』は、今回は多くの人に日本の大切さを知ってもらう為にベストセラーを目指して、本田健さんのアドバイスもあって、とても読みやすく書きましたという事ですので、是非読んで頂きたいと思っています。(^○^) よろしくお願いいたします。

 

 

「アワ」繋がりの話:宇宙空間は「アワ」で出来ている?

  • 2020.09.07 Monday
  • 11:05

 

 今日のお話は、「アワウタ」繋がりで、この宇宙は何で出来ているのか?どんな風にして、目に見えない人の念までもが、空間を伝わるのか?と言うような話がありましたのでご紹介させて頂きたいと思います。この宇宙空間が実は、「アワ」で出来ていると言う話をしてくださるのは、湯川秀樹先生の研究の後を継ぎ「安江方程式」で有名な物理学者の保江邦夫先生で、インタビュアーは「神社チャンネル」の羽賀ヒカルさんです。

 

 勿論、「アワウタ」の「アワ」は天地という意味ですので、「宇宙空間が、泡でできてる」という「泡」は泡のように出来ては消えるものという様な意味でしょうから、たまたま言葉が合っているだけではありますが、音「ネ」が合うというのも、「ヲシテ」では共通する意味があるということですので、お時間のある方は、聴いていただくと面白いのではないか?と思います。

 

日本一の物理学者が紐解く宇宙の真実!保江邦夫先生にきく

 

 

 また、同じく物理学者の保江邦夫先生が、今の「コロナ」について、どのように考えておられるか?この「コロナ」を通して、どのようなメッセージを受け取るべきか、という話もして下さっていました。とても良い話でしたので、こちらも聴いて頂くと、とても安心できて、宜しいのではないかと、ご紹介させて頂きました。

 

日本一の物理学者が語る コロナから日本は復活する!保江邦夫先生にきく

 

 

 ついでながら、神道研究家で占い師の羽賀ヒカルさんは、いつも良い話をして下さっていますが、『古事記』だけではなく、『ホツマツタヱ』の観点から大和の心を語って貰えるようになったら、また世の中が変わるのではないかと常々思っている所です。今度どこかで会うことがありましたら、お話ししてみたいです。(´∀`)

 

 

「アワウタのアヤ」:『結』(4/4)

  • 2020.09.05 Saturday
  • 05:36

 

 「アワウタノアヤ」も今回で最終話となります。これまでがんばって来られた皆様、お疲れ様でした。でも、ここまできたら、もう後は難しい理屈もありません。素直に「アワウタ」の本当の価値、その教えに耳を傾けるだけです。

 面白いことに、「アワウタノアヤ」は、「アワウタ」と言いながら、「アワウタ」は最後にしか出てきません。ですが、ここでヒルコヒメが思い返してみるのは、最初に習った「アワウタ」の意味です。しかし、この基礎的な「人生のこころえ」こそが、アマテルカミがヒルコヒメに伝えて行って欲しいことであり、このアヤの核心になるのだと思います。

 

 「ツクハウタ」(=国生みの歌)の「ツキウタ」(=人々を集める歌)は、「ウ」で人々と継ながりますが、その為には「ニ」(=相手を思いやる優しい心)がないと、大きな国には成長しません。肝心なのは「ニ」(ニココロ)の普及です。その役割を担うのが、「アワウタ」をみんなで歌いながら、教えの意味を伝える事だったと私は思います。これが「ネコエミチ」であり、結果としては、この教えによって、ヤマトの八洲(やしま)が生まれました。

 

 前置きが長くなりましたが、最終話です。それでは、ヒルコカミが最初に習った、「アワウタ」の基本の教えに、耳を澄ませて下さいね♪

 

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ワ−101

アワムチノ   =「アワウタ」を作った両親の

モトノココロオ =元々の気持ちを

ツラツラト   =振り返ってよくよく、

オモンミテレハ =考えてみますと、(「アワウタ」には)

アメノリノ   =天の法則(道順)が書いてあって、

コトハノハナハ =言葉の始めは、

 

アカハナマ   =「アカハナマ」です。

アタカクノホリ =この意味は、天高く暖かく昇る

アナルヒノ   =天の太陽が(照らしてくれるのを)

ワカハテルマツ =若葉が待っている。(これに応えるのが)

タラチヲノ   =両親のうちの父親の役割です。

 (男性の役割:家族を守り、養うこと。)

 

イキヒニミウク =「イキヒニミウク」

ソヱウタハ   =この添え歌の意味は、

ヒノテノカセノ =日の出の朝に、爽やかな風が吹き、

ナルイキス   =生きる力が漲ってきます。

ココロサタメテ =やる気十分に心を定めるということです。

 (こころえ1、明るく、前向きに生きなさい。)

 

フヌムエケ   =「フヌムエケ」の意味は、

モトヲノコエオ =ここまでのヲカミの恵みの「ウタ」を見直して、

ワケシレハ   =その理由(わけ)を知ると、(「キ・ニ・ウ」)

クハルオタキニ =暖かい父の恵みに喜んで、動き出す。

カソエウタ   =この様な意味の、数え歌(励ます歌)になっています。

※「アカハナマ イキヒニミウク フヌムエケ」→キ・ニ・ウ

 (こころえ2、親の恵みに感謝して、自分も働きなさい。)

 

ヘネメオコホノ =「ヘネメオコホノ」

ナソラエハ   =この譬えは、

ヒトノヘナミノ =人の考えや行いが、

アマノハラ   =天の原の様に、

ムムネハキヨク =心も体も清くあるべきだということです。

 (こころえ3、自分の行いを清く、正しなさい。)

 

モトロソヨ   =「モトロソヨ」の意味は、

オコリアカシテ =問題のありかを明らかにして、

カヱハニニ   =土を変えたり、肥料をやったりして

タカエウマルル =田を変え、生産性を蘇らせること。

タトエウタ   =このような意味の譬え歌です。

 (こころえ4、問題点を探して、改良しなさい。)

 

ヲテレセヱツル =「ヲテレセエツル」の意味は、

タタコトノ   =「ウタ」の5番目の教導にあたるので、

ウタニミチヒキ =「アワウタ」に人々を導いて、

ウムクニノ   =国を再興する。その教えが、

マタクトホレハ =隅々まで通るように努めなさいと言うことです。

 (こころえ5、「アワウタ」の教え、国の復興に努めなさい。)

 

スユンチリ   =「スユンチリ」の意味は、

コトホキスクニ =寿命を全うするように、

ミオタモツ   =身体の健康を保ちなさいと言うことです。

ヨヨナカラエノ =世世にわたり、長生きしましょうという

ヰワヒウタ   =祝い唄です。

 (こころえ6、健康に気をつけて、長生きしなさい。)

 

シヰタラサヤワ =「シヰタラサヤワ」は、

メハクニノ   =女性は、国にご奉仕できる

ツキトミヤヒオ =後継を産んで、明るい家庭を

アミヤワセ   =築くことです。

ヰミナアラハス =この様にして、自分の役目を全うしなさい。

 (女性の役割:子を産み、明るい家庭を築くこと。)

 

ーーーーーー

(意訳):

(※ヒルコカミの語りから始まります)

 「アワウタ」を作った両親の元々の気持ちを振り返ってよくよく、考えてみますと、(「アワウタ」には)天の法則(道順)が書いてあって、言葉の始めは、

 

「アカハナマ」です。

 この意味は、天高く暖かく昇る太陽が照らすのを、若葉が待っています。これに応えるのが、両親のうちの父親の役割です。

 (男性の役割:家族を守り、養いなうこと。)

 

「イキヒニミウク」

 この添え歌の意味は、日の出の朝に、爽やかな風が吹き、生きる力が漲ってきます。やる気十分に心を定めるということです。

 (こころえ1、明るく、前向きに生きなさい。)

 

「フヌムエケ」の意味は、

 ここまでのヲカミの恵みの「ウタ」を見直して、その理由(わけ)を知ると、(「キ・ニ・ウ」)暖かい父の恵みに喜んで、動き出す。この様な意味の、数え歌(励ます歌)になっています。※「アカハナマ イキヒニミウク フヌムエケ」→キ・ニ・ウ

  (こころえ2、親の恵みに感謝して、自分も働きなさい。)

 

「ヘネメオコホノ」

 この譬えは、人の考えや行いが、天の原の様に、心も体も清くあるべきだということです。

 (こころえ3、自分のいを清く、正しなさい。)

 

「モトロソヨ」の意味は、

 問題のありかを明らかにして、土を変えたり、肥料をやったりして田を変え、生産性を蘇らせること。このような意味の譬え歌です。

 (こころえ4、問題点を探して、改良をしなさい。)

 

「ヲテレセエツル」の意味は、

 「ウタ」の5番目の教導にあたるので、「アワウタ」に人々を導いて、国を再興する。その教えが、隅々まで通るように努めなさいと言うことです。

 (こころえ5、「アワウタ」を教え、国の復興に努めなさい。)

 

「スユンチリ」の意味は、

 寿命を全うするように、身体の健康を保ちなさいと言うことです。世世にわたり、長生きしましょうという祝い唄です。

   (こころえ6、健康に気をつけ、長生きをしなさい。)

 

「シヰタラサヤワ」は、

 女性は、国にご奉仕できる後継を産んで、明るい家庭を築くことです。この様にして、自分の役目を全うしなさい。

 (女性の役割:子を産み、明るい家庭を築くこと。)

 

ーーーーーー

(「アワウタ」の8つのカタチと6つのノリ:最初と最後は男女の役割)

 

ーーーーーー

アワノウタ   =「アワノウタ」を

ワレモウタエハ =私(※ヒルコヒメ)も歌って

モロヒトノ   =諸国民の

マントテ =「ニ」(ニココロ)を産むために、

フタソメテ   =「アワウタのフダ」を染めて

サトシオシエン =諭し、教えていきたいです。

ニノミチモ   =「ニの道」(相手に優しさで接する事)も

トハネハクモル =常に教えていなければ、廃れますよね!

 

ヒルコカミ   =「ヒルコカミ」!(その通りです!)

トキニアマテル =と、アマテルカミは

ミコトノリ   =お声をかけられます。

ムカシフタカミ =「昔、フタカミのイサナギ・イサナミ様は、

アワウタオ   =アワウタを

ヒコトニウタヒ =毎日歌い、

ヤヲヨロカ   =八百万日、

オコナヒヰタル =行い続けてこられました。

 

コノスエニ   =(亡くなられて)この後を

ワレウケツキテ =私が受け継いで、

ムスフテニ   =結ぶ手に、

アサコトウタフ =毎朝歌い続けています。

ヰクトセカ   =何年続けているでしょうか、

イマタカカサス =今だに欠かしたことのない、

コノオシテ   =この教えです。

タマキノツクル =これは、トヨケカミが作られた

オシヱクサ   =教育の方法です。

アマカミマネク =天のカミを招く、

ミハシラキ   =御柱が立ち、

ニココロウツス =「ニココロ」(優しい気持ちで接する事)を人に伝える、

ウツワモノ   =道具(ツール)なのです。

 

ソノミカタチニ =その「ミカタチ」(有難い先祖の伝統)のままに

ススメコフ   =広めて行って下さいと、

フカキムネアル =深い意味の込められた

ソメフタオ   =「ソメフタ」(アワウタを染める札)を

マカセタマワル =(ヒルコヒメに)委任され、

ニフノカミ   =「ニフノカミ」という名が与えられました。

 

ココニヒルコハ =ここに「ヒルコヒメ」は、

ヰモノシニ   =鋳物師に、

カナアヤニサセ =金属の転写用文字盤にさせて、

アマネクニ   =遍く人々に(フダを配って)

オシユルミナモ =教えていこうと思い、その名も

ワカヒルメ   =「ワカヒルメ」とご自分で名乗られました。

ニフノヰサオシ =「ニココロ」を普及することの功績は、

ヲヲイナルカナ =とても偉大なことなのです!

ーーーーーー

(意訳)

 「アワノウタ」を私(ヒルコヒメ)も歌って諸国民の「ニ」(ニココロ)を産むために、「アワウタの札」を染めて、諭し教えて行きたいです。「ニの道」(相手に優しさで接する事)も常に教えていなければ廃れますよね!

 

 「ヒルコカミ」!(その通りです!)と、アマテルカミはお声をかけられます。「昔、フタカミのイサナギ・イサナミ様は、アワウタを毎日歌い、八百万日、行い続けてこられました。

 

 (亡くなられて)この後を私が受け継いで、結ぶ手に、毎朝歌い続けています。何年続けているでしょうか、今だに欠かしたことのない、この教えです。これは、トヨケカミが作られた教育の方法です。天のカミを招く、御柱が立ち、「ニココロ」(優しい気持ちで接する事)を人に伝える、道具(ツール)なのです。

 

 その「ミカタチ」(有難い先祖の伝統)のままに、広めて行って下さいと、深い意味の込められた「ソメフタ」(アワウタを染める札)を(ヒルコヒメに)委任され、ニフノカミという名が与えられました。

 

 ここに「ヒルコヒメ」は、鋳物師に、金属の転写用文字盤にさせて、遍く人々に(フダを配って)教えていこうと思い、その名も「ワカヒルメ」とご自分で名乗られました。「ニココロ」を普及することの功績は、とても偉大なことなのです!

 

感想とまとめ:

 さて、本当にお疲れ様でした。「ツクハウタ」も凄いですけど、「アワウタ」ももっと凄いですね!何しろ、「アワウタ」は、ヲシテの48音図表を上下で半分に切り、右上から順に読んで行っただけで、見事に人の生きる道が浮かび上がるのですからね!「カミ」のメッセージと言うしか無いのだと思います。

 

 ヒルコヒメは、この「ウタ」で、フタカミである両親が、「クニウミ」(国の復興)をした事にやっと気付いて、その後は、俄然やる気を発揮します。アマテルカミも両親から受け継いでから、1日も欠かさずに「アワウタ」を歌っていると言われます。今度はヒルコヒメが引き継いで、「ニフノカミ」となり、ココロの普及に取り組むことになりました。ご自分で「ワカヒルメ」とも名乗られ、金属版の「ソメフダ」も作らせて、やるき満々です。「アワウタ」を何枚も染めて、教えを広めて行かれたことと私は想像しています。

 

 以上、全体を振り返っての感想ですが、この「ワカウタノアヤ」の内容の深さには、驚かされます。最後に、「アワウタ」の意味も書かれていますが、これは「ヤツノカタチ」(=8つの先祖から伝わる大切な教え)であって、「ムツノリ」(=6つの成長に合わせたこころえ)であると、アマテルカミは言っておられます。

 

 よくよく読んでみると、人として最も重要な事が、凝縮された短い文章で書かれていて、全く無駄も不足もありません。また、段階的な心得なので、一度に全部やれというわけでもありません。そして、気付くことは、これが全部肯定語で書かれているという事です。私の訳には、「しなさい」という形で書きましたが、全て心得であって、「あなたの為に、こうしましょう」なのです。一方、西洋ではよく似た掟に「モーゼの十戒」があります。十戒は10の戒めの中に、肯定語はたったの3つ、後は全部禁止事項「こうしてはダメだ」なのです。その禁止事項を破ると神から罰せれます。このことだけでも、西洋と日本の国柄の違いを感じます。

 

 日本に生まれた事に感謝して、この世界で一番長い歴史のある「ヤマトの国」が永遠でありますようにと祈りながら、この項を終えたいと思います。最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。

 

 コメントがありましたら、是非よろしくお願いいたします。♪(´ε` )ではまた。

 

 

「アワウタのアヤ」:『転』(3/4)

  • 2020.09.04 Friday
  • 18:17

 

 今回から後半に入ります。「アワウタノアヤ」は内容が深いので、前半は特に大変だったと思います。ですが、後半は面白い展開になってきますよ。「ウタ」の事は得意なヒルコヒメなので、前回のところでは、勢い切ってアマテルカミに質問をしていましたが、トンチンカンな事を言い出します。「クニウミ」(国生み)と言う意味が分からなくて、「お母さんのお腹から、どうやって国を生むのですか?」と質問をするのです。

 とてもユーモラスな話になっていますが、これによって、「ウム」という言葉が印象に残る構成になっています。皆様も、ヒルコヒメと一緒に、もう一度、「ウム」の意味を探ってみてくださいね♪(^○^)

 この後は、アマテルカミに勘違いを指摘されて、やっと「アワウタ」を普及する本当の意味に気付くヒルコヒメでした。賜った称号も「ニフノカミ」(ニの普及・鈍い?)でした。これも少しユーモアが入っているように思えます。今回はそこまでですが、とっても面白いところですので、是非楽しく読んでみて下さい。では、始めます。

 

ーーーーーー

ア-079

オシテヨリ   =ヲシテの形より

アハイトヤフレ =「ア」は、「イ」という形に破れて、

エトナカレ   =「エ」の形に流れます。

ワウハオトナリ =「ワ」(地上)の「ウ」は、「オ」と固まります。

 

ハウツホ   =「ア」は空です。

ハカセハホ =「イ」は風、「ウ」は火、

ノミツト   =「エ」の水と、

ノハニヰツネ =「オ」の土の5つの「ネ」(音・根)が、

マシハリテ   =交わって、

ヒトノイキスト =人の生命(呼吸)と

ナリテヨリ   =なります。これに因んで、

ヰツナナワケテ =5と7とを分けて(1年12ヶ月にも準えてウタをよみ)

ヨソヤスチ   =48音の(生きる道筋の)歌が完成しました。

 

ツヰニネコヱノ =遂に、「ネコヱ」(=人生の基礎教育)の

ミチアキテ   =道(アワウタの普及による教育法)が完成し、

ナルアワクニオ =最初に基礎が出来た「アワクニ」(琵琶湖岸のクニ)を

ヱナトシテ   =教導本部として、それをお手本にして、

ヤマトヤシマオ =ヤマトの八洲を

ウミタマフ   =再建したのです。

 (※「ウミタマフ」と言っているのは、「ウ」で人々を結ぶことを「ウム」と言うからです。)

 

ソノトキヒルコ =そのとき、ヒルコヒメは、

マタトケス   =「ウミタマフ」という意味が、まだ理解できないでいましたので、

ムカシフタカミ =このように質問しました。「昔、フタカミの両親が、

ウミマセシ   =産んだのは、

ミヲカミヒトメ =3男1女だったのではなかったですか?

ソノホカニ   =その他に、

イカテカクニオ =どの様にして、国を

ウムヤラン   =産んだというのでしょうか?」

ーーーーーー

(意訳)

 ヲシテの形より「ア」は、「イ」という形に破れて、「エ」の形に流れます。地上の「ウ」は、「オ」と固まります。

 「ア」は空です。「イ」は風、「ウ」は火、「エ」の水と、「オ」の土の5つの「ネ」(音・根)が、交わって、人の生命(呼吸)となります。これに因んで、5と7とを分けて(1年12ヶ月にも準えてウタをよみ)48音の(生きる道筋の)歌が完成しました。

 遂に、「ネコヱ」(=人生の基礎教育)の道(アワウタの普及による教育法)が完成し、最初に基礎が出来た「アワクニ」(琵琶湖岸のクニ)を教導本部として、それをお手本にして、ヤマトの八洲を「ウミタマフ」(=再建した)のです。

 (※「ウミタマフ」と言っているのは、「ウ」で人々を結ぶことを「ウム」と言うからです。)

 そのとき、ヒルコヒメは、「ウミタマフ」という意味が、まだ理解できないでいましたので、このように質問しました。「昔、フタカミの両親が、産んだのは、3男1女だったのではなかったですか?その他に、どの様にして、国を産んだというのでしょうか?」

 

(「アイウエオ」の5要素が交わって、人が生まれました。)

 

ーーーーーー

アネノヤオシハ =(アマテルカミが答えます)

         「アの音からの教えは、生活の基礎作りの事を言っているので、

ソレナラス   =そういう事ではありません。

ウヰノアワネハ =最初の「アワウタ」の「ネ」(大切なこと)は、

ナリハヰオ   =生業を

オシスクニナリ =教え正す「クニ」(=苦を丹する事)なのです。

 

シカハソノ   =(ヒルコヒメが問い正します)それでは、先の説明の様に、

アウワハコヱノ =「アウワ」は、「コヱ」(=胎内の子を育てる)

ヱナナラン   =「ヱナ」(=胞衣)ではなかったのですか?

 

イヤトヨアウハ =(アマテルカミが答えます)

         「いや、言っておきますが、「アウワ」が「ヱナ」という意味は、

ネオワケス   =「ネ」(=大切な栄養)を胎児に分け与えると言う意味ではありません。

ステニワカルル =・・・既に「アワウタ」の教えは、分かれているのです。」

 

アワウタハ   =「アワウタ」は、

ヤツノカタチニ =8つの「カタチ」(先祖から伝わる大切な教え・形式)に分けて、

ムツノリノ   =6つの「ノリ」(人としての心得)が、段階的に書かれています。

ツネノサトシオ =この、常のさとし(生き方の教え)を

クリカヱシテヨ =繰り返して、伝えて行って下さいよ!

 

アワムチニ   =「アワウタ」を生み出した両親に、

ココロツクセト =心を尽くして協力してくださいと、

ニフノカミ   =「ニフノカミ」という称号が与えられました。

アネノオシヱニ =アの音からの(一番大切な生業の)教えに、

ヤヤサメテ   =(ヒルコヒメは、)やっと気がついて、

ヤワシアラハス =心が解けた様でした。

ーーーーーー

(意訳)

(アマテルカミが答えます)

 「アの音からの教えは、生活の基礎作りの事を言っているので、そういう事ではありません。最初の「アワウタ」の「ネ」(大切なこと)は、生業を教え正す「クニ」(=苦を丹する事)なのです。

 

(ヒルコヒメが問い正します)

 それでは、先の説明の様に、「アウワ」は、「コヱ」(=胎内の子を育てる)「ヱナ」(=胞衣)ではなかったのですか?

 

(アマテルカミが答えます)

 「いや、言っておきますが、「アウワ」が「ヱナ」という意味は、「ネ」(=大切な栄養)を胎児に分け与えると言う意味ではありません。・・・既に「アワウタ」の教えは、分かれているのです。」

 

 「アワウタ」は、8つの「カタチ」(先祖から伝わる大切な教え・形式)に分けて、6つの「ノリ」(人としての心得)が、段階的に書かれています。この、常のさとし(生き方の教え)を繰り返して、伝えて行って下さいよ!

 

 「アワウタ」を生み出した両親に、心を尽くして協力してくださいと、「ニフノカミ」という称号が与えられました。アの音からの(一番大切な生業の)教えに、(ヒルコヒメは、)やっと気がついて、心が解けた様でした。

ーーーーーー

 

「ニフノカミ」という称号について:

 

 ヒルコヒメは、「アワウタ」を普及することによって、ニココロを広めて言って下さいと、「ニフノカミ」という称号をアマテルカミから賜るのですが、これにはもう一つの意味があるようです。「ニフ」(丹生)には、水銀鉱山という意味もあり、古来、水銀は宮や鳥居の朱色の原材料として使われたり、鏡面や金メッキの溶剤にも使われていました。その水銀鉱山の管理者も、同時に委ねられたようです。また、私が話しとしてユーモラスに思ったのは、普段は聡いヒルコヒメですが、文学的な「ウタ」に夢中で、「アワウタ」の第一の目的が、国民生活の為だったことに気づきませんでした。「ニフノカミ」(鈍い)と言われたのも、アマテルカミのユーモアのように思えます♪

 

「ヤマトヤシマ」(大和八洲)について:

 

 ヤマトが何故、八洲(やしま)なのか?について不思議に思っていました。『古事記』では分かりませんでしたが、ここに「アワウタ」を元として、「ヤマトヤシマ」を生み給うとありますので、「アワウタ」の「ヤツノカタチ」(8つの形)に準えて八洲(やしま)になったのだと気がつきました。たぶん、そうなのではないでしょうか。

 

まとめ:

 以上、今日のお話は、面白かったですか?ヒルコヒメが勘違いした、「クニウミ」「ウ」の意味も分かりましたか。もし分からなかったら、「ウ」の意味は前回に沢山書いてありますので、振り返って読んでみて下さいね♪

 さて、次回は最終回、「アワウタ」の本当に大切な意味が述べられます。この意味は、当たり前とか古くて意味がないどころか、現代社会にあってこそ、特別に光を放つ価値があるように私は思います。現代は、意外にも人間として当然のことが分からなくなってしまっているからです。日本を生んだ、すごいウタ!「アワウタ」の真髄の話を是非、お楽しみに♪

 

 それでは、今日も最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。ではまた。

 

 

「アワウタノアヤ」:『承』(2/4)

  • 2020.09.03 Thursday
  • 21:15

 

 さて、今日は面白くなってきました。「ウ」の文字の不思議の謎解きが出来てきますよ♪「ツクハウタ」の最初の5文字に、何故「ウ」で継なげて「ツキウタ」とするのか?この、「ウ」の意味をアマテルカミが、詳しく説明して下さいます。

 

 ヒルコヒメにとっては、両親の作られた「ウタ」ですので、もう興味津々です。だって、ヒルコヒメは「ウタ」が大好きですからね!「ウタ」の極意の解説をしてもらい、両親が「ウタ」の素晴らしさに讃えられていると聞いて、もう、うっとりです。(*゚▽゚*)

 

 折角ここまで聞いたのだから、「ネコエ」(言葉)の最初の教えを聞いてみたくなりました。本当に良い質問だったと思います。アマテルカミは、これぞ核心ですので、威儀を正して教えて下さいました。教えの中心は「ウ」の大元についてです。「ウ」の役割が分かれば、「ウタ」(歌)という意味も「ウム」(生む)という意味も理解できるはずですので、「クニウミ」(国生み)と言う言葉も理解できるはずです。

 

 さあ、ヒルコヒメは、アマテルカミの説明が理解できるでしょうか?皆様も是非一緒に、考えてみて下さいね。それでは、今日も元気にまります!\(^o^)/

 

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ア-046

ツクネオアハス =「ウタ」を継なぐ「ネ」(音・根)を合わせるという、

ソノユエハ   =その理由は、

アシツミカワノ =「アシツミカワ」(安曇川)に居た

シマツヒコ   =シマツヒコさんが、

ナカレキニホス =流木を集めて、

ノハシテ   =が巣作りをしているのに見習って、

キオアミツラネ =自分も、木を編み連ね、

イカタノリ   =「イカタ」(筏:左右に動ける舟)を作って乗りました。

 

ケリノオヨクオ =次に、「ケリ」(鴨)が泳ぐのを

ナカメツツ   =眺めていて、

ツクルフナコノ =「フナコ」(小舟)を作ったのは、

オキツヒコ   =子のオキツヒコでした。

カモトナツケシ =「フナコ」を「カモ舟」(上下にも動ける舟)と名付けました。

ーーーーーー

(意訳)

 「ウタ」を継なぐ「ネ」(音・根)を合わせるという、その理由は、「アシツミカワ」(安曇川)に居たシマツヒコさんが、流木を集めて、鵜(ウ)が巣作りをしているのに見習って、自分も、木を編み連ね、「イカタ」(筏:左右に動ける舟)を作って乗りました。

 次に、「ケリ」(鴨)が泳ぐのを眺めていて、「フナコ」(小舟)を作ったのは、子のオキツヒコでした。「フナコ」を「カモ舟」(上下にも動ける舟)と名付けました。

 

(シマツヒコが鵜の巣作りを見て「イカタ」を作った図:右へも左へも行けます)

 

(オキツヒコが、鴨の蹴り足を見て「カモフネ」を作った図:上下も行けます)

 

ーーーーーー

コトノハオ   =言葉を

ツイテカヨフ =継いで「ニ」(ニココロ)が通う(※又は似ている)

ソノカタチ   =形にしたのは、

アムトヤワシト =(鵜が)木を編んで、巣を作り

ナカレキノ   =流木を

フツクニチナム =継なげて作るのに因んだのです。

 

モトツネノ   =「モト」の音(=アウワ)は、

アアノヤワシノ =「アアのヤワシ」(=宇宙創造)のときの音ですが、

ツクハオ   =この「ア」と「ワ」を継なぐ「ネ」(音・根)を

ムスヒマシマス =更に、結んで増やして大宇宙を形成したのが、

アメミオヤ   =天の御祖(天地創造の御祖)です。

 

イマフタカミモ =今、イサナギ・イサナミさんも、

ナソラヱテ   =(「ツク」(継なぐ)「ハ」(端)を合わせるのに)準えて、

ツクハノカミト =「ツクハ」のカミと

タタヱタマヒキ =讃えられました。

ーーーーーー

(意訳)

 言葉を継いで「ニ」(ニココロ)が通う、似通った形にしたのは、(鵜が)木を編んで、巣を作り流木を継なげて作るのに因んだのです。

 「モト」の音(=アウワ)は、「アアのヤワシ」(=宇宙創世)のときの音ですが、この「ア」と「ワ」を継なぐ「ネ」(音・根)を更に、結んで増やして大宇宙を形成したのが、天の御祖(天地創造の御祖)です。

 今、イサナギ・イサナミさんも、(「ツク」(継なぐ)「ハ」(端)を合わせるのに)準えて、「ツクハ」のカミと讃えられました。

 

(宇宙創世の時の「ウ」が、どんどんと結んで大宇宙が作られた図)

 

ーーーーーー

ソノトキニ   =そのときに、

ニシニサムラフ =西に控えていました、

ヒルコミヤ   =ヒルコヒメは、

ニコトヱヒスノ =ニコっと、うっとり微笑んで

ツツシミテ   =謹んで申し上げました。

ネコエノウイノ =「ネコエ」(=音声がこの世に現れた時)の最初の

ミヲシヱオ   =教えを

キカマホシサノ =聴かせて頂きたいですわと、

コヒヱカヒ   =請い願われました。

トキニアマテル =そのときに、アマテルカミは、

ミコトノリ   =勅をして、お答えになりました。

ーーーーーー

(意訳)

 そのときに、西に控えていました、ヒルコヒメは、ニコっと、うっとり微笑んで謹んで申し上げました。「ネコエ」(=音声がこの世に現れた時)の最初の教えを聴かせて頂きたいですわと、請い願われました。そのときに、アマテルカミは、勅をして、お答えになりました。

 

(アマテルカミにヒルコヒメが質問をする図:「ニコトヱヒス」になっています。)

 

ーーーーーー

ウイノメクリハ =「ウイ」(=宇宙初発)の巡りは、

ノオシテ   =「ア」(=ぐるぐるの「ア」)のヲシテの形です。

アメツチワカツ =これは、天・地を分ける

カタチナリ   =「カタチ」(=形・エネルギーの齎し)です。

 

ヒトノウイネモ =人の「ウイネ」(=生まれたての赤ちゃんの泣き声)も

ニアミテ   =「ア」から始まり、

クチフサキフク =口を塞いで吹く、

イキムレテ   =息がたまってドッと、

ハナニカヨヒノ =鼻に通って出るので、

ノネハ   =「ウヌ」という音が出ます。

 

モトカノホル =これは、宇宙開闢の「ア」の光が昇る形の

オシテヨリ   =(ぐるぐるの「ア」の)ヲシテ文字より、

ミツニワカレテ =3つに別れるのと同じ様に、

キヨキト   =ハッキリした「ウ」と、

カロクチリト =軽くて小さい「ン」と、

ナカノト   =「ナカ」(=発生)の「ヌ」とに別れて、

ミタマヒオウム =赤ちゃんの「ミタマ」(=御霊)開きを生じます。

 

ネトナリ   =これが、赤ちゃんの泣き声の「アネ」(最初の音)です。

ツキウムツチオ =(「ウ」はあたかも)地球が月を産んで、

ムスフフサ   =その間を結んでいる総(ふさ・ロープ)のようなものです。

オウム =「ウ」が、「ア」(=天)から「ワ」(=地)を生み結んでいます。

 

タマノヲモ   =これは、「タマノヲ」とよく似た関係ですね。(緒が切れた場合は)

アワトワカレテ =「ア」(=天)と「ワ」(=地)に別れて、

ソトハアニ   =外側は、「ア」(=天)に行き、

ナカハワトナル =内側は、「ワ」(=地)に戻ります。

ーーーーーー

(意訳)

 「ウイ」(=宇宙初発)の巡りは、「ア」(=ぐるぐるの「ア」)のヲシテの形です。これは、天・地を分ける「カタチ」(=形・エネルギーの齎し)です。

 

 人の「ウイネ」(=生まれたての赤ちゃんの泣き声)も「ア」から始まり、口を塞いで吹く、息がたまってドッと、鼻に通って出るので、「ウヌ」という音が出ます。

 

 これは、宇宙開闢の「ア」の光が昇る形の(ぐるぐるの「ア」の)ヲシテ文字より、3つに別れるのと同じ様に、ハッキリした「ウ」と、軽くて小さい「ン」と、「ナカ」(=発生)の「ヌ」とに別れて、赤ちゃんの「ミタマ」(=御霊)開きを生じます。

 

 これが、赤ちゃんの泣き声の「アネ」(最初の音)です。(「ウ」はあたかも)地球が月を産んで、その間を結んでいる総(ふさ・ロープ)のようなものです。「ウ」は、「ア」(=天)と「ワ」(=地)の結びつきを生みます。

 

 これは、「タマノヲ」とよく似た関係ですね。(緒が切れた場合は、タマとシヰは、)「ア」(=天)と「ワ」(=地)に別れて、外側は、「ア」(=天)に行き、内側は、「ワ」(=地)に戻ります。

 

(「宇宙開闢」も「赤ちゃんの泣き声」も、「ウ」で結んで生まれてきます)

 

今回のまとめ:

 

 さて、アマテルカミによる「ウ」の詳しい説明は、如何でしたでしょうか。ツクハウタの「ウ」の深い意味が、よく分かりますね!この「ウ」の初めですが、これは安曇川にいたシマツヒコさんが、鵜が「ナカレキ」(流木)を集めて巣作りしているのを見て、「イカタ」(筏)を作ったのに因んだと言う事でしたね。私は鵜飼で有名な長良川の近くに住んでいますが、「鵜」は、天皇家に代々大切にされて、鵜飼の鵜匠さんは「宮内庁式部職」に所属しています。何故「鵜」が大切にされるかは、不思議でしたが、その理由も分かりました。

 

 そして、ヒルコヒメ質問ですが、「ネコエ」(音声)の最初の教えを聞かせて欲しいと言われたました。これに対して、アマテルカミは、赤ちゃんの産声(うぶごえ)の話をして下さいました。赤ちゃんの産声の「ア・ウン・ヌ」という声は、天地開闢の「アウワ」の、「ウ」と同じで、人とアモトを結びつけています。「ウ」の大元の話になりましたね。

 「アウワ」の「ウ」も「ア」(天)と「ワ(地)」を結んで維ぎ止めていますし、生まれたての赤ちゃんが「アウヌ」と泣く「ウ」も、魂を繋ぎ止めています。地球も月と見えない「フサ」で結ばれていますし、「タマ・シヰ」の「タマ」と「シヰ」も「タマノヲ」で結ばれていて、この関係に似ていると言う説明でした。

 

 というところで、今回の話は終わりです。それにしても、「ウ」意味は奥深くて難しかったですね!私は、何度も読み返して考えましたので、何とか分かりましたが、質問をされたヒルコヒメは、お分かりになりましたでしょうか?次回は、ヒルコヒメがはたして、アマテルカミが伝えたかった、一番大切なことが分かっておられたかどうか?そこのところがハッキリします。

 

 それでは、今日も最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。

次回を是非お楽しみに♪ではまた。(^○^)

 

 

「アワウタノアヤ」:『起』(1下/4)

  • 2020.09.02 Wednesday
  • 21:48

 

 今回は、「アワウタのアヤ」の2回目です。このアヤは「アワウタノアヤ」なのですけれど、「アワウタ」の意味について出てくるのは、最後になります。(^○^) やっぱり、大トリですね。それでは、今日の箇所はと言いますと、「アワウタ」にも匹敵するほどの、深い意味のある「フタカミ」が歌われた「ツクハウタ」の解説です。実は、ここに国造りの原理が集約されています。

 

 『古事記』では、イザナギさんが「あなにやし えをとめを」つづいて、イザナミさんが「あなにやし えをとこを」と言ったと書いてあるそのウタのことです。『古事記』では、単に日本最古のプロポーズのウタになってますが、大幅に改ざんされて「ウタ」が違っています。そのまま訳したら、(穴に住んで、女を得たい・・)(穴に住んで、男を得たい・・)とでもなるでしょうか。「ヲシテ文献」を『古事記』に貶め、改ざんした渡来人には、本当の意味は高度すぎて、解るはずもなかった事と思います。

 

 しかし、このアヤでアマテルカミが教えて下さっているのは、本物の「ツクハウタ」ですその意味するところは、日本が作られた「建国の心」になっていますので、日本人であれば、感動する事間違いなしだと思います。是非、楽しみにして、アマテルカミのご説明に、耳を傾けて下さいね♪ (また、今日の箇所に私が誤字と判断して、修正した箇所が3つ出てきますので、そこには注釈をつけておきました。)

 

 それでは、今日も楽しく始まります!\(^o^)/

 

(「ツクハウタ」:「フタカミ」が御柱を回って「男カミ」から「女カミ」へと順に歌います)

 

ーーーーーー

ア−013

メクルヲカミノ =先ず、(柱の周りを)巡る男カミが、

クチヒルオ   =唇(くちびる)を

ヒラクアネヨリ =開いて、「ア」の音から

ノヘツツク   =述べ続けます。

ミウタオアミテ =御歌を編んで、

アナニヱヤ   =「アナニヱヤ」(=天の「ニ」の恵みを得たいです)

ツヰテフタツハ =次いで二拍の間は

クチフサキ   =口を塞ぎます。すると

フクイキムレテ =吹く息がドッと出て、

ウン   =物事を結ぶ「ウン」の言葉が出ます。

ウンニツテノ =「ウン」につながる

ツキウタハ   =「ツキウタ」(=繋がり形成する歌)は、

ウマシオトメニ =「ウ・マシオトメ・ニ」(7音)

オトメニト   =乙女に向かって話しかけ、

ナナネニアタル =7つの音に、望みが実現していきます。

ウニヰツネ   =「ニ」(ニココロ)で「ウ」(結ばれた)5音だからです。

トネハミツネノ =止めの音は、重要な3音の

アイヌナリ   =「アイヌ」(=会いました)です。

 

ココニメカミノ =この次に、女カミが

ヤワシウタ   =「ヤワシウタ」(=家族を形成する歌)を歌います。

ナサケアワセテ =相手の心に合わせて、

ワナニヤシ   =「ワナニヤシ」(=地に「ニ」の心で家族が作りたいです)

ウマシヲトコニ =「ウマシヲトコニ」(=立派な男性に)

アヒキトハ   =「アヒキ」(=会いました・天の意を開きます)とは、

マケテヤワシノ =自分の心を抑えて相手と合わせ、家を作る為の

ミヤヒナリ   =「ミヤヒ」(=優しい心・宮を開いていく心)なのです。

 

※男カミの方の・マシオトメ・ニ」の方の特殊文字のは、1文字ですが息をためて鼻から抜ける音なのでと「」が微かに入るという説明になっています。

 

注)修正箇所1、「ウン」→「ウン」

  修正箇所2、「ウンニツテノ」→「ウンニツテノ」

ーーーーーー

(意訳)

 先ず、(柱の周りを)巡る男カミが、唇(くちびる)を開いて、「ア」の音から述べ続けます。御歌を編んで、「アナニヱヤ」(=天の「ニ」の恵みを得たいです)次いで二拍の間は口を塞ぎます。すると吹く息がドッと出て、物事を結ぶ「ウン」の言葉が出ます。「ウン」につながる「ツキウタ」(=繋がり形成する歌)は、「ウ・マシオトメ・ニ」(7音)乙女に向かって話しかけ、7つの音に、望みが実現していきます。「ウ」(結ぶ)と「ニ」(ニココロ)に挟まれた5音、優しい心で繋がっているからです。止めの音は、重要な3音の「アイヌ」(=会いました)です。

 この次に、女カミが「ヤワシウタ」(=家族を形成する歌)を歌います。相手の心に合わせて、「ワナニヤシ」(=地に「ニ」の心で家族が作りたいです)「ウマシヲトコニ」(=立派な男性に)「アヒキ」(=会いました・天の意が開きます)とは、自分の心を抑えて相手と合わせ、家を作る為の「ミヤヒ」(=優しい心・宮を開いていく心)なのです。

 

(鼻から息がドッと出て「ウン」となるの図:)

 

「アナニヱヤ」と「ワナニヤシ」の意味について:

 

 「アナニヱヤ」と「ワナニヤシ」のウタの意味は、訳するのがとても難しいですが、あえて訳してみると、このような意味になるのではないかと思います。

 

 「アナニヱヤ」=天が成り、人々の優しい「ニココロ」で繋がる国が、地上に得られます様に。

 「ワナニヤシ」=地が成り、人々の優しい「ニココロ」で、家と家族(国家)を築きたいです。

 

※また、蛇足ながら申し述べておきますと、軽薄な捉え方をすると「ニヱ」=生贄、「ワナ」=罠という意味にも読み取れますが、勿論そのような低俗な意味ではなく、清い意味での天皇としての心の発露のウタであることは疑う余地もありません。

 

「ウ・マシオトメ・ニ」と「ウ・マシオトコ・ニ」の意味について:

 

 最初の5文字のウタに続く「ツキウタ」の意味は、本当に重要です。この「ツキウタ」(=物事が集まってくるウタ)の特徴は、求める物が真ん中の5文字で、それを頭の文字「ウ」(=結ぶ意味)と、下の文字を「ニ」(=相手に合わせる優しい心)で挟むという形になっています。つまり、「ニココロ」で欲するものを自分と結ぶということですね。フタカミのウタでは、求めるものは「マシオトメ」(=増し乙女)「マシヲトコ」(=増し男)です。家族を作るにも国家を作るにも、乙女も男の子も沢山産んで、他の家族とも手を結んで、どんどんと心の繋がる仲間を増やすことが、国づくりに国生みになるということですね。

 

 男性の方の「ウ・マシオトメ・ニ」「ウ」は特殊文字の「う」になっていますが、この文字の読みは、特別なのでアマテルカミが説明して下さっています。息を止めてから出る「う」の発音は、「ウン」と、鼻から出て小さく「ン」という音も聞こえるという説明です。宇宙初発の「アウワ」「う」と同じ様に、最初に物事を生み出す時は、特に力が要るので「ウン」という事だと思います。

 

 また、「ウン」という言葉は、相手に同調し肯定するときの返事の「うん」でもあります。「ウンウン」と何でも肯定的に頷いていると、人生も上手くいきますね。女カミのウタの「ウ」については、特殊文字になっていませので、男カミの「ウン」を受ける形なのだと思います。(※「ン」は、鼻に抜ける息の音です)

 

(「ツクハウタ」の構造:求める真ん中の5文字を「ウ」と「ニ」で挟んで維ぎます)

 

ーーーーーー

アイヌアヒキノ =「アイヌ」「アヒキ」が結びついた

ナカレキハ   =「ナカレキ」(=流木・個人の願い)は、既に

ケリノオヨクキ =「ケリ」(鴨の足・櫂)の付いた「オヨクキ」(=泳ぐ木、鴨舟)と

コトナラス   =異なりません。(同じ事です)

 

イカタトカモノ =「イカダ」筏と「カモ」(=櫂で漕ぐ鴨舟)の

ハシメヨリ   =出来た初めの時代に

ヤマトコトハノ =ヤマト言葉の

ミチアキテ   =文法も整ってきて、

タツナカツホノ =「ナカツボ」の

チマヨリ   =「チマタ」(=商業都市)ができたのですが、(その街では)

テニオハニツキ =「テニオハ」(助詞)の「ニ」(=ニココロ)で人の心を繋ぎ合わせ、

ミチヒキテ   =街づくりの道を開いてきました。

 

コトハツカヒモ =言葉使いも(同じで、)

コノウタノ   =このウタの

ナカノナナネオ =真ん中の7音を

モトトシテ   =元(商いの元である商品:求めるもの)として、

ヒトノムツネニ =人の「ムツネ」(=感覚・要望)に合わせて

クハリシル   =(望みの物を)提供します。

 

ウイノヰツネハ =最初の5音は、

ミトテアシ   =人の身体と手足(つまり天皇と国民全体の要望)です。

トネノミツネハ =留めの3音は、

アメツチト   =天の恵み、地の恵みと共に、

ヒトホカマネク =人やその他のものを招く、

ミツノアナ   =結果を左右する要点です。

ウムタマシマノ =これは、子を産む「タマシマ」(=子宮)に、

カヨヒチヤ   =血を通わせるようなものです。

 

※注)修正箇所3、「チマ」→「チマ

ーーーーーー

(意訳)

 「アイヌ」と「アヒキ」が結びついた「ナカレキ」(=流木・個人の願い)は、既に「ケリ」(鴨の足・櫂)が付いた「オヨクキ」(=泳ぐ木、鴨舟)と異なりません。(同じ事です)

 「イカダ」(筏)と「カモ」(=櫂で漕ぐ鴨舟)の出来はじめた時代に、ヤマト言葉の文法も整ってきて、「ナカツボ」の商業都市が出来たのですが、(その街では)「テニオハ」(助詞)の「ニ」(=ニココロ)で人の心を繋ぎ合わせ、街づくりの道を開いてきました。

 言葉使いも(同じで、)このウタの真ん中の7音を元(商いの元である商品:求めるもの)として、人の「ムツネ」(=感覚・要望)に合わせて(望みの物を)提供します。

 最初の5音は、人の身体と手足(つまり天皇と国民全体の要望)です。留めの3音は、天の恵み、地の恵みと共に、人やその他のものを招く、結果を左右する要点です。これは、子を産む「タマシマ」(=子宮)に、血を通わせるようなものです。

 

「アイヌ」「アヒキ」最後の3文字「ケリ」の意味について:

 

 最後の3文字ですが、この3文字が願いが叶うかどうかにかかっているとアマテルカミは説明して下さっています。これは、天地の恵みや人や物を招く要であって、例えれば子供を産む際に、子宮に血液が通るかどうか、それくらい大切な3文字だと仰っています。別の言葉で言うと決意という事ですね。ハッキリとした決意表明がされているかどうか?!ここにかかっていると言う事だと思います。イサナギ・イサナミさんの「ツクハウタ」「ケリ」は、次の様な意味になるのではないでしょうか。

 

「アイヌ」=(会いました。天の意思に従って、私が実行します。)

「アヒキ」=(会いました。天の意思を受け入れて、開きます。)

 

 このように、お互いに肯定しあって、意思がハッキリした二人が結びつきますと、すでに「ナカレキ」(=流木・個人の願い)ではなく両者が一体となって、世間に影響を及ぼすことができるようになります。これを「ケリ」(鴨)のように、上へも下へも行ける「オヨクキ」(=泳ぐ木、鴨舟)になっている、とアマテルカミは仰っています。「フタカミ」のウタの最後の3文字、「ケリ」(=強い意思)こそ、国民への波及力だと言う事ですね。

 

追記:「ナカレキ」と「オヨクキ」の概念について:

 

 「ナカレキ」とは川に流れてくる流木のことですが、一人の気(こころざし)の例えでもあります。一人のこころざしは、流される弱い存在でしかありませんが、夫婦で同じ志を持ち、強く宣言することによって、「ケリ」(鴨)のように、何処へでも行ける「オヨクキ」(泳ぐ木・及ぼす気)になれます。つまり、世間に影響を及ぼすことができるので、同じ志の同志が、どんどん集まってきます。これが、「クニウミ」の原理にもなります。

 

ココロ」の出どころの言及について:

 

 「ニココロ」について、何を参考にしたかということについて、面白い言及があったと思います。筏や鴨舟が造られて、安曇川を中心とした物流が成り立ち、安曇川の地に商業都市「ナカツホ」ができました。つまり、ここが「チマタ」と呼ばれる商業の中心街ですね。その「チマタ」で働く商人が、どのようにして人との繋がりを作って、豊かになって行ったか?そこに国作りのヒントがあると、「フタカミ」は思わたようです。

 

 商人たちの様子を見ていますと、いつも優しい「ニココロ」で、お客さんの要望に答えて、商品を届けています。つまり、優しい「ニ」のこころで人々と繋がって行ったら、人も物も集まって豊かになり、街がどんどん大きくなって行くのです。

 

 そこで、「フタカミ」は、商人の街づくりの原理を「ツクハウタ」に応用さてれて、「ツキウタ」に「ニ」をつけられました。フタカミの望みは、強くて豊かな国づくりですので、良い子を産み、良い人々を沢山集めたいと言う事です。目的の「マシオトメ」(=良い乙女が増える事)と「マシヲトコ」(=良い男が増える事)を「ニ」の文字で繋いで、大きく成長させようということですね。国づくりに商人の手法を応用したというのは、とても興味深く思います。

 

(ヲウミ商人の「ニココロ」の図:お客さんに合わせて、「ニ」のこころで、商品を届けます。)

 

ーーーーーー

ア-039

ヲカミノウタノ =男カミのウタの

ソヰノカス   =15音の数は、

アワノヒヒキノ =「ア」と「ワ」のウタの音が足し合わさって

アマレルオ   =1ヶ月(30日)が進んでいくように、

ツキノハシメノ =月の初めから

モチニミツ   =15日の満月までを示しています。

 

メカミノウタハ =女カミのウタは、

モチノスヱ   =15日の満月の末に、

マケテニヤシノ =次第に減って行くけど、地上で温かい家庭を築くという

ココロカク   =そのような気持ちを、書き留めているのです。

ミツルカクルノ =満ちて行くのと、欠けて行くという

フタウタオ   =二つのウタを

ヒトツレニアム =一連に編むのが、

ツクハウタ   =「ツクハウタ」(=左右の羽・端を合わす歌)です。

ーーーーーー

(意訳)

 男カミのウタの15音の数は、「ア」と「ワ」のウタの音が足し合わさって1ヶ月(30日)が進んでいくように、月の初めから15日の満月までを示しています。

 女カミのウタは、15日の満月の末に、次第に減って行くけど、地上で温かい家庭を築くというそのような気持ちを、書き留めているのです。満ちて行くのと、欠けて行くという二つのウタを一連に編むのが、「ツクハウタ」(=左右の羽・端を合わす歌)です。

 

「ツクハウタ」の文字の数が、15と15の意味について:

 

 「ア」のウタも、「ワ」のウタも15の文字数で構成されています。この二つのウタの文字数を足すと30になって、1ヶ月の日数を意味するのですが、月が欠けていくときは、実は月のエネルギーが地球へ降り注いでいると考えられたようです。「モモヒナギ・モモヒナミ」さんの結婚式の時に、盃に月を映した理由も納得できるような気がします。

 また、「マケテニヤシノ ココロカク」という意味は、商人が「負けておきます」と言いながら、立派な家を建てる(笑)と言う意味あいもあるように思えます。

 

(「ツクハウタ」の15+15の音数の意味:月が満ちると欠けるで1ヶ月)

 

感想とまとめ:

 さて、アマテルカミの「ツクハウタ」の説明は、お分かりになりましたでしょうか。『古事記』の話でのイメージと比べて、余りの違いに驚かれたことと思います。「ツクハウタ」は、実は国作りのウタで、「鵜」や「鴨」、そして「商人」までも参考にして、作られていたのですね。ウタの音数も15+15で「月」の満ち欠けにも対応していますし、どこまでも自然を手本にしています。

 

 国を生み出す(復興する)原理は、「ニ」(=優しいこころ)で、繋がりたい相手と「ウ」(=手を結んで)、どんどんとその輪を広げていく事でした。その最初のきっかけを、フタカミが「ツクハウタ」で歌って作っておられたと言う事でした。私は、日本人の国民性の原点は、ここにあったのだと思いました。

 

 以上、これで「ツクハウタ」の解説は終わりますが、今回のお話はやっぱり、ちょっと難しかったですね。でも、深い内容に驚かれたのではないかと思います。さて、次回の『承』では、このウタの第一のキーワードであった、「ウ」についての起源をアマテルカミが、詳しく解説してくださいます。この謎に満ちた「ウ」の意味がまた、とっても深くて面白いのでお楽しみに♪

 

 それでは、今日も最後までご覧くださいましてありがとうございました。ではまた。(^○^)♪

 

「アワウタのアヤ」:『起』(1上/4)

  • 2020.09.01 Tuesday
  • 05:00

 

 「アワウタのアヤ」は、『ミカサフミ・ワカウタノアヤ』になっていましたが、先日の講習会の時に発表があリました様に、名前が変わりました。このアヤは冒頭部分が欠けていた為に、タイトルが載っていなかったので、推測してタイトルを付けるしか、仕方なかったからですね。研究を進めるうちに気づかれたと言うことです。↓

 

「京都ヲシテ講習会」第55回のご報告:『ミカサフミ・ワカウタノアヤ』改め『アワウタノアヤ』

 

 文章の出だしは、「モトアケ」の図の説明から始まりますが、少し欠けている為に、最初の9星の部分の説明がなく、「アイフヘモヲスシ」「アナミカミ」の説明から始まります。

 その後は、最後まで抜け落ちていなかったのは幸いですが、写本に誤字が多くて、発見の当初に、池田先生によって意味の通らない文字は、文脈から判定して書き換えがなされました。これによって、すっきり読めるようになりましたのは、とても有難いことです。

 ですが、これは私の個人的な考えなので、間違っている可能性は高いですが、まだキーワードになる箇所に、誤字が残っているように思いました。その為に、この項では何箇所かは置き換えて考えてみました。(そのことは、以前のブログの記事にも書かせて頂きました。文章の中で印をつけさせて頂きます)↓

 

「う」の特殊文字の読み方「ウン」に関する考察:(その2)

 

 ですので、私の個人的な推測に過ぎない部分もありますので、その点は考慮に入れて頂いて、御付き合い願いたいと思います。考えの不十分な点など、ご指摘いただければ幸いです。

 

 内容が長くなりますので、『起(上・下)・承・転・結』と5回に分けて書かせて頂くことにしました。そして、最初にコメントさせて頂きますと、このアヤはご想像通りに内容が深くて、特に最初は難しいです。ですので、「ネコヱノミチ」や「アナミカミ」「ミソルカミ」など、難しい単語については、自分なりの解釈で解説をつけさせて頂きました。

 しかし、だんだん優しくなって、後半は面白い展開になっていくと思いますので、今回と次回の『起』(上・下)の部分だけは、是非、頑張って頂きたいと思います。では、第1回目のお話を始めます。\(^o^)/

 

ア-001さ

ヤヲヨロノ   =八百万の(数多くの色んな)命を形作る要素が

オヱテコトホキ =固まり得て、人や動物・草木などとして生命を

サツケマス   =授けます。

 

ツキノミコトハ =「ツキノミコト」(=生命の形成化をするカミ・言葉)は、

アイフヘモ   =「ア・イ・フ・ヘ・モ

ヲスシヤカミノ =ヲ・ス・シ」(=アワウタの8つの頭韻)の「ヤカミ」ですが、

アテマモリ   =このカミが、天の助け手として守ってくれていて、

ネコヱサツクル =「ネコヱ」(=心や体の基礎機能・人生の基礎教育)を授ける

アナミカミ   =「アナミカミ」(=天意を物質化するカミ)と言います。

 

スヱハミソフノ =その周りを取り囲むのは、「ミソフ」(=32・身沿ふ)の

ヒコカミノ   =「ヒコカミ」(=開き固めるカミ・具体的に人を形成するカミ)で、

ミメミカタチオ =人の見た目や体型・服装を形成し、

アテマモリ   =天の助け手として守ってくれています。

 

(意訳)

 ・・・八百万の(実に数多の)命を形作る要素が結集して、人や動物・草木などのは生命を得ています。

 「ツキノミコト」(=生命の形成を司るミコト)は、「ア・イ・フ・ヘ・モ・ヲ・ス・シ」(=アワウタの8つの頭韻)の「ヤカミ」ですが、このカミが、天の助け手として守り、「ネコヱ」(=心や体の基礎機能・人生の基礎教育)を授ける「アナミカミ」(=天意を物質化するカミ)と言います。

 更に、その周りを取り囲むのは、32文字の「ミソフ」(=身沿ふ)の「ヒコカミ」(=開き固めるカミ・具体的に人を形成するカミ)と言って、人の見た目や体型・服装などの身なりを形成し、天の助け手として守ってくれています。

 

(「モトアケ」の図:「アナミカミ」「ミソフカミ」の役割)

 

ア-007

ソムヨロヤチノ =168000(=5x7x48x100)の

ツキモノカ   =「ツキモノカ」(=生命を形成する物質化の光・エネルギー)が、

アテマモリウム =(アの手として)包み込んで、守り産む

ヨロモノノ   =万物・生命ですから、

ナカニヒトツモ =その中に1つも

マモラヌハ   =守られないものは

ナキトシルヘシ =無いのだと、心得るべきです。

 

コノユエニ   =この故に、

フタカミオホス =「フタカミ」のイサナギ・イサナミ様は、考えました。

ネコエミチ   =「ネコエの道」(=「アワウタ」を用いた産業復興・人生の基礎教育)を

オノコロシマノ =「オノコロシマ」(=自然に従い、纏まり行く国)の

ナカハシラ   =「ナカハシラ」(=中心事業)としましょう、と。

 

(意訳)

 168000(=5x7x48x100)の「ツキモノカ」(=生命を形成する物質化の光・エネルギー)が、(アの手として)包み込んで、守り産む万物・生命ですから、その中に1つも守られないものは無いのだと、心得るべきです。

 この故に、「フタカミ」のイサナギ・イサナミ様は、考えました。「ネコエの道」(=「アワウタ」を用いた産業復興・人生の基礎教育)を「オノコロシマ」(=自然に従い纏まっていく国)の「ナカハシラ」(=中心事業)としましょう、と。

 

「ネコエノミチ」の意味するもの:

 

「ネコエ」とは、

 「ネコエ」は「ネコヱ」とも書きますが、「アワウタノアヤ」では、この言葉がキーワードになると思います。その意味するところは幅広く、そのゆえに難解にも思えるので、先に考えておきたいと思います。まず、私が直ぐにイメージする「ネコヱ」の意味は、根に肥(こえ)をするということです。植物の根に栄養を与える、また人の根にも栄養を与える、いろんな意味で育てる際の栄養を与える、このような事ではないかと思います。

 ヲシテ時代は、蚕を飼うのも「コヱ」と言いました。健康法も「コヱ」、子育ても勿論のこと「コヱ」だったと思います。そして、意外に思うのは、人の声も「コヱ・コエ」なのです。何故、声が「コエ」なのか?・・・考えてみましたら、子供を育てる時、声で導きます。大切な子供だったり人だったり、その相手を豊かに育てるには、何度も繰り返し、声「コエ」をかけて導きます。その意味では、植物の根に肥「コヱ」をかけるのと、なんら違いがありませんね!「ネコヱ」という言葉は、本当に深い意味があります。

 

「ネコエミチ」とは、

1、発音の教育のこと(発音の共通化と国語教育)

2、植物や養蚕家畜に肥をして育てること(殖産教育)

3、体の健康を保つ基礎教育のこと(保健教育)

4、人生の基礎教育のこと(道徳教育)

 

 つまり、総合的な基礎教育の事だと思いますが、特にイサナギ・イサナミさんの場合は、「ト」(憲法)と「ホコ」(鉾:警察権)でヲサメようとしていかれましたが、限界がありますので、国民の基礎教育に取り組もうとされたのが、「アワウタ」の普及だったと思います。その教育の後を継いで、更に本格的な教育に取り組まれたのがアマテルカミの「イセノミヤ」という流れになるようです。

 

(「ネコヱ」のイメージ図:養蚕や健康法・子育て・心の教育・声のことなど色々栄養になる事)

 

 

「ソムヨロヤチ」(=168000)のツキモノカの意味するもの:

 

 ソムヨロヤチとは、16万8千の数のことですけど、これだけの数の守りを得て生命が生まれてくる、と考えれば良いのだと思います。この数字の出どころですけれど、このように考えました。

168000=「ヰネナナミチ」(5x7)x「アワの数」(48)x「モリ」(10x10)

※「ヰネナナミチ」とは、5ヶ月の「ネ」(実らないツキ)が、7ヶ月の「ミチ」(実りのツキ)に増えること。

※「モリ」とは、子守は2代にわたってしてもらえます。1代を桁上がりの10として、10x10=100

 

「アイフヘモヲスシ」(アワウタの8頭韻)が、「ネコヱ」を授ける「アナミカミ」である理由の考察:

 

 「アイフヘモヲスシ」は、「アワウタ」の8つの頭韻なのですが、(最後に出てきますが)これは8つの心得の頭文字と言うことです。ですから、基礎教育で心を形成するという意味の「ネコヱ」は分かりますが、「ネコヱ」が内臓器官も形成すると言うことは、考えておかなければなりません。

 これは、現代医学でやっと言われるようになった、「心・人の考え」が身体の各臓器とも関連しており、病気を引き起こす原因になると言うことにも対応しているように思えます。しかし、この考えはヲシテ時代には、既に当然のこととして考えられていて、『ホツマツタヱ』の17アヤからも知ることができます。

 また、栄養供給の「ネコヱ」も人の「心・考え方」と「内臓器官」に関係しています。ですから、「ネコヱ」(基礎教育・栄養供給)が、「ヰクラコ」(心)と「ムワタ」(内臓)を授けると考えることも納得がいきます。この意味の「アイフヘモヲスシ」「ネコヱ」授ける「アナミカミ」(=中身を作るカミ)と言ったのだと思います。

 

「ミソフカミ」(32文字のカミ)が、見目形を成す理由についての考察:

 

 32文字のカミは、2文字の列で意味をなす16種類の「運勢・人が出会う状況」を示す言葉で構成されています(ヤマ・ハラ/キニ・チリ/ヌウ・ムク/テ・ネセ/コケ・オレ/ヨロ・ソノ/ユン・ツル/ヰサ・ナワ)

 意味が対をなす正反対の言葉を1組として、それを8組並べたのが「ミソフカミ」(=身添ふカミ)です。では、この言葉が何故、見た目と形を形成するか?ということを考えてみたいと思います。

 これは考察に過ぎませんが、人にはそれぞれに、「運勢・出会う状況」があります。それによって、家庭環境も家柄も仕事の立場も変わって来ますので、肉付きも違うし服装も違うと言う事になります。そのことを「ミメカタチナス」(=見た目と体型や服装を形成する)と言っているのではないかと思います。

 

感想とまとめ:

 以上、今回は「モトアケ」の図の説明の部分だけで終わりましたが、この図の意味を理解するだけでも、深い縄文哲学を学んだ事になるのではないでしょうか。私はこの箇所を読みながら、「モトアケ」の図の説明をアマテルカミから、直接に教えて頂いているように感じて、何だかとっても嬉しく思いましたよ♪ そして、この「モトアケ」の説明の箇所で、何と言っても一番感動するところは、この箇所ではないでしょうか。

 「ソムヨロヤチノ ツキモノカ アテマモリウム ヨロモノノ ナカニヒトツモ ナキトシルベシ」つまり、天の御祖は、私たちをこの世に生み出す時に、既に幾重にも守って下さっています。だから、安心しなさいとアマテルカミは仰っています。本当に心に染み入る言葉ではないでしょうか。( ;∀;)

 また、モトアケ」の48文字の守りは、言い換えれば、天が与えてくれた言葉が自分自身を形成し、守ってくれると言う事でもあります。その為にも、言葉で生きる道を教えるネコヱミチを普及して、みなが幸せな良い国家を作っていかなければならないと、「フタカミ」は心に強く思われた事でしょう。本当に大切な箇所でした。というところで、今日のお話は終わりです。

 

 さて、「アワウタノアヤ」は、これからが益々面白くなります!次回は、いよいよイサナギ・イサナミさんの「ツクハウタ」のお話になります。このウタに秘められた深い意味が分かったら、感動するすることは間違いありませんので、是非、お楽しみに♪

 

 それでは、今日も最後まで御付き合いくださいまして、ありがとうございました。ではまた♪

 

 

「ヲウミの旅:高島探訪ツアー」の復習に行ってきました。

  • 2020.08.30 Sunday
  • 16:15

 

 先週の8月22日からの「まとかなるヲウミの旅」の復習に、昨日は尋ねた古蹟へと、今度はバイクで行って来ました。尋ねた場所は、次の7箇所です。

 

1、阿志都弥神社・行過天満宮(ここは間違い)

2、阿志都弥神社

3、阿志都弥神社の裏の安曇川

4、大炊神社と岳山

5、大炊神社から沢を遡って朽木の天空温泉

6、酒波寺の上の山

7、酒波寺の前の日置神社

 

1、阿志都弥神社・行過天満宮(まちがった・・)

 

 最初の神社は、阿志都弥神社へ行こうとしたら、他にも同じ名前の神社がありまして、ナビに連れられて行きました。自衛隊の駐屯地の真前になっていて、高島ではよく自衛隊の車両とすれ違いますが、ここから自衛隊の戦闘車が出て来るのだと分かりました。神社の名前が、行禍(ゆきすぎ)天満宮になっているところから、「アシツミ」を安曇川のことではなく、「悪し罪」と解釈して「行禍天満宮」になっているのではないかな?と思いました。

 

阿志都弥神社・行過天満宮:歴史のあるご神木がありました)

 

(スダジイ(椎木):樹齢約1000年、滋賀県指定自然記念物になっています)

 

 神社を間違えたと思いながら、参拝に向かうと、目に飛び込んできたのは、立派な釜戸小屋です。安曇川の近くの「阿志都弥神社」でも気になったことですが、「釜戸」が大切にされています。これは、アシツミカワの「シマツヒコ」さんのお子さんが「オキツヒコ」さんで、「オキツヒコ」さんには、もう一人「カマトカミ」(釜戸カミ)となった方もおられるので、ごっちゃになっているのか?これは、ちょっと疑問です。

 

(立派な屋根のついた、釡戸がありました。)

 

(釡戸の上には、お釜もあります)

 

 そして、御祭神は「木花咲耶姫」さんになっています。この理由も、コノハナサクヤヒメは「アシツヒメ」でした。それに、出産の時に自ら火室に入られ、誓いをして出産をされました。この逸話のことが釜戸と関連して、行禍天満宮になっているのか?とも思われました。漢字文献で神社の由緒や御祭神を推測して当てはめると、この様な複雑なことになるのかも知れません。

 

(「阿志都弥神社・行過(ゆきすぎ)天満宮」)

 

 

2、阿志都弥神社

 

 次には、先週に行った阿志都弥神社へ到着できました。ここは、安曇川の直ぐ近くで、「太田神社」の交差点から東へ折れます。ここには何故、もう一度行きたかったのかと言いますと、アシツミカワのシマツヒコさんが、「ウ」(鵜)が「ナカレキ」(流木)を集めて巣を作っているのを見て、「イカダ」(筏)を開発したと書かれていますので、そうだとしたら、この神社の裏の安曇川に、鵜が今もいるかどうか?そこの所が見たかったのです。

 

 それにしても、阿志都弥神社を臨む高島の景色は美しいです。奈良の飛鳥や山辺の古墳へ行ったみたいに、古代の風景を留めている様に思えます。神社の前に流れる小川には、大きな鯉が何匹も泳いでいました。古代には、ここで禊をしたのでしょうね。

 

(式内・阿志都弥神社:先週の「ヲウミツアー」で連れて行って貰った神社です。)

 

阿志都弥神社の前の用水:大きな鯉が何匹も泳いでいました。)

 

(古代の風景を思い起こさせるほどの美しい景色が残されている、安曇川周辺です)

 

 

3、阿志都弥神社の裏の安曇川

 

 さて、いよいよ安曇川(アシツミカワ)へ出発です。ほんの裏と言って良いほど近いのですが、堤防を走ることになりますので、こういう場合はオフロードバイクで来ると助かります。細い道を上って堤防に出ますと、砂利道が続いていました。砂利道の堤防を走って行きますと、何やら黒っぽい鳥が河原にいっぱい群がっています。「もしや、川鵜の大群か?」と思って、近づいてカメラのレンズを望遠端にして、写真を撮りました。

 

(安曇川の岸に、何やら黒っぽい鳥の集団が!)

 

(カメラの望遠端で撮ると、やっぱり鵜の群れです:カラスではありません!(笑))

 

 やっぱり、鵜だ!いるいる、安曇川には今も鵜が沢山いて、巣を作っている所が見られるのですね。シマツヒコさんが、この堤防で鵜を見ていた情景が思い浮かべられました。

 

 

4、大炊(おおい)神社と岳山

 

 大炊神社に行ってみたかったのは、ニニキネさん御一行の通られたルートに関して、もう一度確認したかったからです。「大炊」という言葉からも、「オトタマカワの白砂」で昼寝していたという事からも、この辺りに仮屋を建てて、饗宴の準備をしていたことは間違いないと、先週の探訪ツアーで思いました。

 

(大炊(おおい)神社:先週は、ここに参拝してから「岳山」に登らせて頂きました!)

 

 しかし、当初私は、白砂と言えば白浜浴場のような湖畔をイメージしていて、琵琶湖沿いの方が道があって、歩きやすいのではないか?と思っていたのです。それに、「オトタマカワ」(音羽の里小田川)もちゃんとしっかり見てみて、サルタヒコさんが昼寝して待っているところを想像してみたいと思いました。そこで、向かう目印は「岳山」(たけさん)の白髭です。

 

(バイクの前方に、「岳山」の白髭の部分が見えます。古代は、山の下を歩きましたね)

 

 先週の高島探訪ツアーで、白髭が目印になることが分かりましたので、ひたすら目指して行きますと、やっぱり、古代から目立つ山であったことは、間違いないと思いました。それに、ニニキネさんが来られた時代には、水田が広がっていた訳ではなく、雑木林が広がっていて、通るのは山沿いの道だったことでしょう。そう考えると、小さい川ですが「オトタマカワ」の上流に居るのが一番スッキリと湖畔までの見通しが良かった事と納得できました。

 

(「オトタマカワ」(音羽の小田川):ココが古代は見通しが利いたと思いました。)

 

(「オトタマカワ」(音羽の小田川)から、「岳山」の白髭も見えます)

 

 

5、大炊神社から沢を遡って、朽木の「てんくう」温泉

 

 大炊神社への道で、もう一つ気になっていたのは、安曇川は朽木から流れてきているので、昔の時代に、朽木から高島までは、どの道を通って人が行き来していたのか?ということです。と言うことで、朽木まで行ってみることにしました。ルートは、ナビに任せてとりあえず最短ルートで案内してもらいました。すると、Googleナビは、昔の山道も平気で案内してくれますので、ナント!鴨川沿いに沢を伝って、ヘヤピンの山道へ連れて行ってくれるではありませんか!(゚ω゚) 山道をバイクで登ること約20分、途中ですれ違う車など、他にはありません。ここでも、オフロードのバイクで来て良かったと思いました。(この道は、後で調べたら、県道295号:市場野田鴨線と言います)

 

 安曇川沿いにも、県道23号で朽木まで登って行けますが、昔はこの鴨川沿いの山道も重要な道路として、使われていた事だと思いました。そんな事を考えながら、お昼ご飯と休憩は、朽木温泉「てんくう」です。ここの名は、天空と天狗を掛けています。何しろ、この地には天狗が住んでいたと言う伝説が残っているのですからね!一般の人には、びっくりの話でしょうけれど、天狗さんはサルタヒコさんの事だと、私達は分かってしまっているので、当たり前のことですけどね。

 

(鯖街道に来たら、鯖寿司を食べなきゃということで、いつもの夏限定コースです♪)

 

 ここの温泉へは、3年連続で、暑い夏に来ているような気がします。暑い日に入る温泉も久しぶりに気持ちが良かったです。鯖街道ですので、いつも鯖鮨の付いた定食を食べます。

 

 

6、酒波寺(さなみじ)の上の山

 

 帰りには、酒波寺に寄って、前回に行けなかった、酒波寺前の日置神社へ立ち寄ってみたいと思いました。そして、行ってみますと、酒波寺の駐車場への道の続きに、もっと上へ登れる道が続いていました。この道で後ろの山を越して、向こう側へ行けるのなら、どんな景色が広がっているのだろう?と思って、バイクでどんどんと上って行きました。本当に峠を越えて、向こう側へ出られる様で、上へ上がって見て見ますと、そこからは湖北の景色が広がっていて、ちょうど北の位置に竹生島が見えました。

 

(竹生島:「酒波寺」の後ろの山に登ったら、琵琶湖がこんなに綺麗に見えました。)

 

 反対側へは降りませんでしたが、この道沿いを考えると、大炊神社の位置のように、重要な拠点であったことは、間違いないと思いました。ニニキネさんは、サルタヒコさんの前を通りかかる前には、この「ササナミ」へ立ち寄って桜を「カサシ」ながら行かれました。

 

ホ24-25(4861)

ヤヨヒモチ ミアエノムメニ

キミヱミテ ムメニミクサノ

カトイテモ ムメニコシヱテ

コノミアエ アメノシルシト

オリカサシ イタルタカシマ

 

ササナミノ サクラモヨシト

オリカサシ クマノヨロギノ

タニセント オオタミシマガ

イカワナス オトタマカワ

シラスナニ ヒルネシテオル

チマタカミ ミノタケソナタ

 

 

7、酒波寺の前の日置神社

 

 酒波寺の前の「日置神社」へは、行って見れなかったので、訪ねて見ますと、中々立派な神社でした。御祭神は素戔嗚命ということで、この神社の歴史に関しては、酒波寺の住職の話によれば、今の様な立派な神社になったのは、それ程古い歴史でもないと言うことでした。ですが、もっと古代には、酒波寺とこの「日置神社」の社領は一体だったような気もしました。

 

(酒波寺の前の「日置神社」:中々立派な神社でしたよ♪)

 

(「日置神社」の御正殿:可愛い獅子狛犬さんが特徴です。)

 

 以上、今回は「ヲウミの古跡を訪ねる旅」の復習に行って来て、再確認しましたと言うお話でした。帰りの道中には、雨に降られましたが、凄く綺麗な虹も見えましたよ。明日への明るい暗示ですね♪(^○^)

 

(雨に降られたものの、明日への明るい希望の虹が、近くで見られました♪)

 

 今日も最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

旅の復習のお話を1回はさみましたが、「アワウタのアヤ]のお話は、次回以降にさせていただきますので、お楽しみに♪

 

 

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